はじめに

便秘に悩む人は、排便時の姿勢について考えてみるといいです。排便に適した姿勢があるからです。姿勢が悪いことで本来出るはずの便が直腸で停滞している可能性があります。この記事では排便に適した姿勢について解説します。

参照サイト

排便に適した姿勢の提供|生活習慣の改善による排便ケア|排便ケアの実践|排便ケア|排泄ケア 実践編 |排泄ケアナビ
第11回:排泄姿勢
便秘治療の常識・非常識 木下 芳一 教授|横浜市西区の内科医川村昌嗣の勉強会参加ブログです
和式が最強だったんだ・・・座ってする洋式トイレだと腸に負担がかかり便秘になりやすいことが判明(ドイツ研究) : カラパイア
これで便秘解消?!「直腸性便秘解消ステップ」が誕生! | ゲンキのモト

 

排便に必要な条件は?

まずはじめに、排便に必要となる条件についてみていきます。具体的には、①大腸の蠕動運動、②重力、③腹圧です。

大腸の蠕動運動が排便には不可欠

スムーズに排便できるためには、まず第一に腸の中で便がよく輸送されないといけません。この便の移動を司っているのが大腸の蠕動運動です。蠕動運動とは、口側の腸管が収縮して肛門側の腸管が開くことで便を肛門の方にむかって移動させる腸の動きです。

出典:腸の運動!交感神経・副交感神経が蠕動運動をコントロール | 腸内美人の秘訣 整腸セラピスト坂井正宙の挑戦

便は重力の影響を受けて直腸から肛門に落ちてくる

寝たきりの高齢者はほぼ皆、便秘です。大量に下剤を使い、便を極度にやわらかくし、なおかつ浣腸を行わないと便が排出されない人がとても多いです。

便は重力に従い、上から下に移動しますので、仰向けの姿勢は排便には不利なのです。

出典:排便習慣と排便姿勢|排便コントロールのアプローチ|下剤に頼らない排便ケア|排便ケア|排泄ケア 実践編|排泄ケアナビ

直腸まで来た便は腹圧によって体の外に押し出される

蠕動運動で直腸に運ばれた便は、重力の力を借りて肛門にまで下りてきて、最後に腹圧がかかることで体の外に押し出されます。

出典:» 骨盤が緩むことの問題点②:骨盤を引き締められないと、周辺の筋肉が硬くなる。|痛みのない、美しくしなやかに動けるカラダを手に入れるなら、滋賀県大津市のカラダ Design Lab.(カラダデザインラボ)

排便時の姿勢がスムーズな排便を助ける

排便に必要な条件のうち、大腸の蠕動運動はコントロールが難しいですが、重力と腹圧に関しては姿勢によりコントロールが可能です。ここからさらに、スムーズな排便のために排便時の姿勢がなぜ重要なのかについて詳しくみていきます。

排便時はロダンの考える人の姿勢が理想的

排便時には洋式トイレの便座に前かがみに座るといいと言われています。具体的には、ロダンの考える人の姿勢です。

ロダンの考える人の姿勢

参考:自然な排便実現のために

直腸と肛門の作る角度がまっすぐに近いのが重要

通常、座っている状態だと直腸と肛門の成す角度は90~100度です。

参考:自然な排便実現のために

この角度は仰向けだとより鋭角になり、前かがみになればなるほどまっすぐになります。

出典:第11回:排泄姿勢

姿勢の他にも排便のときには骨盤底が下がり、周囲の筋肉も緩のでその影響のために直腸と肛門が作る角度(直腸肛門角)はややフラットに(鋭角から鈍角に)なり、便が出やすくなります。

出典:便秘治療の常識・非常識 木下 芳一 教授|横浜市西区の内科医川村昌嗣の勉強会参加ブログです


参考:自然な排便実現のために

この際、ロダンの考える人の姿勢をとると、直腸肛門角が開き、腹圧もかかりやすくなります。さらに、ロダンの像の姿勢はかかとを上げています。そうすることであまりいきまずに自然に腹筋に力を入れられるようになります。

参考:自然な排便実現のために

実は和式トイレが排便に最適

西洋化の影響を受け、現在、和式トイレはほとんど見かけなくなりました。しかし、直腸肛門角がまっすぐになり、腹圧をかけやすいという理由では排便には和式トイレはとても理にかなったものだったのです。以前には騒がれなかった子供の便秘が増えている理由と関連しているかもしれません。

和式が最強だったんだ・・・座ってする洋式トイレだと腸に負担がかかり便秘になりやすいことが判明(ドイツ研究) : カラパイア

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排便時の注意点

注意点として、長時間トイレに座り続けて何度もいきむと、肛門のうっ血をきたし、痔の発症や増悪につながります。うまく排便ができないときは、一度トイレから出て改めて便意を催すのを待つのもいいです。

足先を床につけてかかとを少し上げるのが不安定でうまくできない人は、足元に台を置くと安定した排便姿勢を確保できます。さらに、前傾姿勢を安定させるために、クッションを抱えるというのも有効です。

出典:排便に適した姿勢の提供|生活習慣の改善による排便ケア|排便ケアの実践|排便ケア|排泄ケア 実践編 |排泄ケアナビ

まとめ

スムーズに気持ちよく排便するためには姿勢が重要であることをみてきました。その理由は、直腸と肛門の角度がまっすぐになり、便が肛門から排出されやすくなるため、またロダンの考える人の姿勢をとることで足があがり腹圧が自然にかけられるためです。

和式トイレが排便に最適であることにも触れました。

もっとも、私は洋式トイレで便座に皮膚が接触するのが嫌いであるという理由から、外での大便はなるべく和式トイレを探してするようにしています。

 
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