生き物はエネルギーを手に入れなければ生きていくことができません。食べ物からエネルギーを吸収する際に、腸内細菌が大切な役割を果たしているのです。

たとえば、次のような研究が報告されています。

腸内細菌をもっていないマウスを無菌マウスといいます。

この無菌マウスに脂肪を多く含み、カロリーが高いエサを与えたにも関わらず、体重が増えません。しかし、腸内細菌を住まわせることで無菌マウスではなくした場合、急に体重が増えます。

このことから、食べ物からのエネルギー摂取において、腸内細菌が重要な働きをしていることが分かります。

なぜ、腸内細菌が食事から体内へのエネルギー取り込みに不可欠な機能をになっているのでしょうか。

それは、ヒトが進化の過程で手に入れることができなかったある酵素を腸内細菌がもっているからです。この酵素は、食べ物の消化やエネルギーの取り込みに関わっています。

ヒトは腸内細菌をカラダに住まわせることで、腸内細菌を利用してこの酵素を活用し、食事からエネルギーを取り込んでいます。

具体的には、腸内細菌の働きのおかげで、

  • 小腸におけるブドウ糖の吸収をよくする
  • 食物繊維を発酵して短鎖脂肪酸を生み出す

などを効率よく行うことができています。

短鎖脂肪酸には、具体的には、酪酸、プロピオン酸、酢酸などがあります。これらはとてもカラダにいい働きをしています。

 

 

 
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