はじめに

何日も便が出ないことを一般的に便秘といいます。しかし実際には、便秘にはそれ以外にもさまざまな症状があります。何をもって便秘というかは、実はとても難しいのです。

この記事では、便秘の症状について詳しく説明します。まず、一般的な便秘の症状、次に便秘が原因となって起こることがある意外な症状、それから他の病気の症状として表れているかもしれない便秘について、最後に放っておいてはいけない便秘の症状について説明します。

便秘の症状をよく理解することで、その便秘が様子をみていていいものなのか、あるいはすぐに病院にいかなければいけないものなのかなどを見分けることができ、便秘に対して上手に対処することができるようになります。

便秘の一般的な症状

便秘の一般的な症状には、次のようなものがあります。

  • 何日も便がでない
  • 排便の回数が少ない
  • 排便に不快感を伴う
  • 便が硬く、出すときに強くいきまなければならない

これらは、一言でいうと、本来、体の外に出すべき便を十分な量、快適に出せない状態ということができます。そしてこれはそのまま便秘の定義になります。

便秘で起こるお腹の症状

次に、便秘が原因で起こるお腹の症状について説明します。

便秘が原因で起こるお腹の症状には、痛み、張り、吐き気などがあります。

お腹の痛み

便秘があると、お腹の痛みが起こることがあります。これは、腸の中で硬くなった便を押し出そうとして腸が蠕動運動を始めたときにおこるものです。

硬い便を肛門に向かって推し進めようとして腸が伸びたり縮んだりする運動を繰り返します。その際に腸の粘膜が引き延ばされて痛みを感じます。

お腹の張り

便秘が原因で、お腹が張ることがあります。

腸の感覚はとても敏感です。腸の中に便がたくさんとどまっていると、粘膜を常に内側から刺激します。これが不快なお腹の張りの症状を引き起こします。

商品を詰めすぎた買い物袋は、パンパンに引き延ばされて一部伸びてしまっているところもあるでしょう。便が腸内にたくさんある状態というのは、この買い物袋に似ています。

便秘があり、腸の中の便が腸の壁を内側から押し続けると、それがお腹の不快な張りにつながります。

吐き気

便秘は気持ち悪さや吐き気の原因にもなります。

腸内に便がたくさんあると、さらに口から食べ物が入ってくるのをカラダが避けようとします。そのために吐き気が起こります。

食べ放題のお店に行き、食べすぎた場合、吐き気が起こります。胃や腸で一度に処理できる食べ物の量には制限があり、一定の量の食べ物をすでに含んだ胃や腸は、それ以上、カラダに食べ物が入ってきては困るため、吐き気を感じさせます。便秘で腸の中が便でいっぱいの場合も、同じような理由で破棄kを感じます。

このように、便秘は気持ち悪さや吐き気を引き起こすことがあります。

便秘で起こる意外な症状

次に、便秘が原因で起こる意外な症状について説明します。

便秘は口臭、頭痛、肩こり、腰痛、だるさ、疲れやすさ、肌荒れ、吹き出物、いらいら、不快感、痔などの原因になります。

口臭

便秘は口臭の原因になります。

便秘が原因で腸内に悪玉菌が増えます。悪玉菌は腸内の便を腐らせて有害なガスを発生させます。このガスは腸の粘膜から体内に吸収され、血流にのります。血液に溶けて肺に運ばれた有毒なガスは、そこで肺の中の空気に漏れ出し、カラダの外に排出されます。この結果、便の臭いに似た口臭が発生します。

冷蔵庫の奥にしまい、そのまま忘れて腐らせてしまった果物は、臭います。臭いの成分は水に溶けます。たとえば、香水はいい匂いの成分を水にとかして、使いたいときに使えるようにしたものです。便が悪玉菌で腐った臭いも血液に溶け、肺で空気中に出されるため、息が臭くなるのです。

このように、便秘は悪玉菌が原因の有毒なガスの発生の原因になることで、口臭の原因にもなります。

頭痛、肩こり、腰痛

 

 

便秘では排便回数が減少する

便秘の最も分かりやすい症状は排便の回数が減ることです。一般的に1週間に3回未満しか排便がない場合、便秘と考えてよいようです。

しかし、排便回数には個人差があります。1週間に2回しか排便がないという方でも、その2回の排便はすっきりとするりと便がでる、いわゆる快便であり、お腹の張りや残便感がない場合には、便秘という必要はありません。

排便がスムーズでない

便意があるのになかなか便がでない、排便に強いいきみが必要であるなど、排便がスムーズになされないのも便秘の症状です。

お通じがあったあとも便が残っている感じがする。

排便後にもまだ便が残っている感じを残便感といいます。これも便秘の症状の一つです。

お腹が張る感じがする

お腹にガスがたまっているような感じ、お腹が張っているような感じを腹部膨満感といいます。これも便秘の患者さんではよくみられます。

お腹が痛い

お腹に便がたまると腹部膨満感を感じますが、さらに便がたまり、腸の壁が引き伸ばされると、腹痛がおこります。これも便秘の症状です。

排便の回数が多い

意外かもしれませんが、便秘で排便の回数が増えることがあります。便が固くて一度に全部できらないため、コロコロとした固い便が少しずつでます。このため、1日に何度も催してはトイレに行くことになります。

便秘と下痢を繰り返す

便秘と下痢はどちらも便通異常です。腸の機能がうまく働いていないときに起こります。

硬い便、コロコロとした便になったり、泥状便、水様便になったりすることを繰り返す方は、過敏性腸症候群の混合型の可能性があります。

この場合の便秘は混合型過敏性腸症候群の便秘のフェーズの症状といえます。

その他の便秘の症状

便秘はいろいろな症状をきたします。直接的にではなく、間接的にかもしれませんが、便秘が引き起こす症状には下記のようまものもあります。

  • 吐き気
  • 食欲不振
  • おならのにおいがきつい
  • おならの回数が多い
  • 口臭
  • 体臭
  • だるさ
  • いらいらしやすい
  • 肩こり
  • 背中の張り
  • 太りやすい
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 肌のトラブル

まとめ

このように便秘ではさまざまな症状がでます。一見すると関係なさそうな症状も便秘によるものかもしれません。なんとなく体調がすぐれないなど、気になる症状がある場合、その原因は便秘にあるのかもしれません。

当サイトは便秘に関する情報をいろいろと記載していますので、参考にしていただきたいと思います。

 

 

 
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